昨日、関東の梅雨明けが発表されました。
熱中症の初期症状
熱中症の初期には、「頭痛」や「めまい」、「だるさ」、「吐き気」など、様々な不調の症状が起こるそうです。
熱中症による脱水で特に影響を受けやすいのが脳、消化器、筋肉。いずれも機能の維持に水分が多く必要な臓器です。脱水の症状がこれらの臓器に起こりやすいとの事。
これらの臓器の変調で起こる症状が出たら、熱中症を疑いましょう。
3つの臓器の変調で起こる様々な症状
脳:めまい、立ちくらみ、集中力・記憶力の低下、頭痛、意識消失、けいれん
消化器:食欲の低下、ムカムカする、腹痛、下痢、便秘、嘔吐
筋肉:筋肉痛、しびれ、麻痺、こむら返り
重症度別の症状と対応方法(番号が多くなるほど重度)
- 症状:めまい・失神(立ちくらみ)筋肉痛・筋肉の硬直(こむら返り)大量の発汗
対応:すぐに涼しい場所に移してからだを冷やし水分・塩分を与える - 症状:頭痛・気分の不快・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感
対応:自分で水分・塩分をとれない場合は、すぐに病院に搬送する - 症状:意識障害・けいれん・手足の運動障害高体温
対応:すぐに病院に搬送する
特に早めに熱中症のサインに気づく必要があるのが、熱中症リスクが高く重篤化しやすい子どもや高齢者です。自分の不調をうまく伝えられない乳幼児や高齢者の場合、機嫌や食欲、普段とは違う行動などを観察しましょう。また、高齢者は脇の下で測る体温は正確な体温を反映しておらず、熱中症でも上がっていないケースもあるので、体温が低いからといって油断は禁物。
症状が見受けられたら、涼しい場所で衣服をゆるめ、水分補給を
立ちくらみ、めまい、筋肉のけいれん、倦怠感、脱力感など熱中症を疑う症状がみられたら、まずは風通しのよい日陰やエアコンのきいた室内に移動します。すぐに冷たい水や塩水、スポーツドリンクなどを飲み、横になってからだを休めましょう。
衣類の襟元をゆるめたり、脱いだりして、うちわや扇風機で風をあてたり、氷や氷嚢や冷えたペットボトル等でからだを冷やしてもいいでしょう。冷やす場合は、首筋やわきの下、足の付け根、足首など動脈が通っている部分(ここには、太い血管が十通っているので)を冷やすのが効果的です。
身近なもので予防(最近知りました)
Jミルク参照
炎天下の外出や運動の直後に牛乳を飲みましょう!
暑さに強い体をつくるためには、夏到来前の5月-6月に、「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる運動を1日15分-30分間実施しましょう。
さらに運動の直後にたんぱく質と糖質を多く含む牛乳を摂取すると、血液量が増加して熱中症リスクを効果的に下げることができます。
この「運動 + 牛乳」の組み合わせは、熱中症にかかりやすい子どもと高齢者にも有効です。
子どもは汗腺が未発達なので1回の運動を15-30分にとどめ、休憩をしっかりとりましょう。
また高齢者にとって「ややきつい運動」を継続するのは難しいので、早歩きとゆっくり歩きを3分間ずつ交互に行う「インターバル速歩」を取り入れるとよいでしょう。
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