暑かったり肌寒かったり
梅雨特有の不安定な気候が続いていますね。
冷房をつけても寒くなってすぐに止めて。
かと思えば、止めるとすぐに暑くなるのでまた付けて。
エアコンのオンオフを頻繁に繰り返しているという方も多いのではないでしょうか。
エアコンの機能には「冷房」と「除湿(ドライ)」がありますが、この時期おすすめなのは除湿です。
エアコンの機能を上手に活用して、快適にジメジメした梅雨を乗り切る方法について
--------------------------------------------------
■冷房と除湿の違い
--------------------------------------------------
エアコンの冷房と除湿の違いは、
冷房:室内の温度を下げる
除湿:室内の湿度を下げる
温度と湿度のどちらを優先して下げるかです。
冷房運転は、コンプレッサーで冷やされた冷媒が導管の中を流れ、エアコンの中にあるアルミが何層にも重なったフィンを冷やします。
そこに空気が通ることで送風口から冷たい風が送られ、室内の温度が下がります。
除湿運転は、空気中の水分を取り込み、その水滴を室外に排出し、乾燥した空気を再び部屋に戻します。
室内の湿気が取り除かれると同時に、熱も奪われるため、温度も下がります。
電気代としては、除湿運転のほうが消費電力は少ないですが、お住まいの室内環境によるため、どちらがお得かは一概には言えません。
--------------------------------------------------
■除湿がおすすめな理由
--------------------------------------------------
どんよりとした曇り空や雨天が続く梅雨の時期は、湿度が一年のなかで高くなる時期です。
そのわりに真夏ほど気温は高くないため、冷房の場合は、付けては寒くなって切るを繰り返してしまう原因になります。
この時期の平均湿度は80%前後です。
60%以上の湿度は、汗が乾きづらく、肌にべたつきを感じ、不快に感じます。
湿度は50%以下にすると快適な室内空間となります。
室内が快適に感じられる心地よい組み合わせは、夏は高温・低湿、冬は低温・多湿と言われています。
省エネ運転で設定温度を高めにしても、湿度を低く保てば冷房の設定温度を低めにしたときと同じ快適さを得ることができます。
今の時期は除湿。
夏本番の7月下旬~8月いっぱいは冷房へ切り換えて、蒸し暑い熱帯夜には、就寝前に除湿運転で湿度を下げた後に3時間オフタイマーで冷房運転すると寝苦しさから解放されます。
--------------------------------------------------
■節電×効率アップのコツ
--------------------------------------------------
こまめなエアコンフィルターの掃除はよく聞く話ですが、室外機の掃除はどのくらいの頻度でされていますか?
掃除頻度の目安としては年に1~2回程度。
本格的に冷暖房を使用し始める前の5~6月と10~11月頃がおすすめのタイミングです。
内部の掃除は分解しないと難しいため専門業者へお願いする必要がありますが、通常行う掃除は、
- 室外機全体のホコリを落とす
- 室外機周辺のゴミを取り除く
- フィンの詰まりを取る
- 室外機全体を雑巾で拭く
室外機は雨ざらしになる前提で作られているため水洗いも可能ですが、その場合は上側から流すようにし、下側から水をかけないよう注意してください。
また、室外機自体が高温になると熱排出が弱まり、エアコンの効きが悪くなりますので、直射日光が当たらないよう日除けカバーを設置するのもおすすめです。
このひと工夫で30%の節電が可能らしいです。
ゲリラ豪雨や夏日で、体力もいつの間にか使い大変ですが、エアコン利用しながら快適な毎日を♪
0 件のコメント:
コメントを投稿