今年の梅雨入りは6月4日頃のようです。
雨の日はなんとなく気分が沈み、
外出が億劫に感じる方も多いのではないでしょうか。
ほかにも古傷やふしぶしが痛むなんてことも。
これは気のせいではなく、気圧の急激な低下が原因となるようですが最近では「天気病」と呼ぶそうです。
体調や気分の変化もそうですが、ジメジメした梅雨時期の大敵といえばカビです。
特に浴室やキッチンは、ちょっと掃除を怠るとこの時期とても厄介なものですね。
そんな梅雨時期の大敵 "カビ対策" について
--------------------------------------------------
■赤カビはカビではない!?
--------------------------------------------------
浴室に発生するカビといえば、黒カビと赤カビと呼ばれるピンクぬめりです。
黒カビは、天井やタイル目地などに皮脂や石けんカスを栄養源として繁殖するカビです。
赤カビは、実際にはカビではなく空気中に浮遊している酵母菌などの細菌が繁殖したものです。
温度や湿度も関係しますが、赤カビの厄介なところは水分さえあれば栄養分がそれほどなくても浴室に限らずどこにでも繁殖するというところです。
冷蔵庫の製氷用タンクにも繁殖することもあります。
黒カビと比べ繁殖能力は高いですが、胞子を飛ばしたり根のような菌糸をはるということがないという点ではお掃除は比較的ラクと言えそうです。
ただ、放置し過ぎると黒カビの原因になるのでこまめなお掃除がおすすめです。
--------------------------------------------------
■頑固な黒カビの除去方法
--------------------------------------------------
浴室の黒カビは中性洗剤やアルコールでも落とすことは可能ですが、タイル目地やパッキンなどの柔らかい素材の部分は奥深くまで菌糸がはってしまい、表面をこすっただけでは落としきれません。
ドラッグストアなどで販売している塩素系のカビ取り剤を使って、根こそぎ除去しましょう。
その場合のポイントは・・
- 液が直接肌に触れないようゴム手袋・長袖・マスク着用
- 浴室をしっかり乾燥させてからカビ取り剤を浸透させる
- キッチンペーパーを被せて 液をしっかり密着させる
- さらに上からラップをすると効果が格段上がります
- 放置後シャワーで洗い流し換気・乾燥を徹底
しっかり水分を拭きとってからの使用がベストです。
お掃除でしっかりカビを落とした後は再発生を防ぐことも重要です。
最近ではバルサンのような噴霧式薬剤でカビの抑制をする製品もあるので、除去 + 抑制 の効果でお掃除そのものをラクにしましょう。
--------------------------------------------------
■敵は目に見えないことも‥
--------------------------------------------------
お掃除でカビをしっかり落として
これで快適なバスタイム♪
と思ったら、衛生面で最も多くの細菌を抱える場所はタイル目地でもパッキンでもありません。
実は、ボディタオルやブラシなどの身体を洗う用具は皮脂や石けんカスの残りなどの栄養をたくさん含んでいるため細菌や微生物には快適な場所です。
キッチンも同じく、スポンジには油汚れの付着や水分を多く含んだ状態で放置されるため100万~1000万個もの細菌や微生物の存在が認められています。
本来はキレイにするために使用するタオルやスポンジが、数々の細菌の温床になっているとは驚きです。
- 使用後はしっかり絞る
- 水切れの良い素材を選ぶ
- 週1回以上ボディタオルは洗濯する
- スポンジは除菌洗剤を含ませ絞って保管&1ヶ月ごとに交換する
- 浴室は24時間換気がおすすめ 上記ご参考にカビ対策とともに、アレルギーや体調不良の原因にもなる細菌対策もしっかりおさえることが大切です。
梅雨時期のカビ対策のお話でしたが、ジメジメした時期の半面、目に鮮やかな紫陽花や雨上がりの少し水分を含んだ澄んだ空気に心癒されるのも事実。
鬱蒼とした気分になりがちな雨の日ですが、雨音を楽しみながら快適な毎日を♪
0 件のコメント:
コメントを投稿