柱・梁という部材どうしが剛接合(ごうせつごう)され、水平方向の外力などに対抗できる強い骨組を形成しているような建築構造のことを、建築学では「ラーメン構造」と呼んでいる。「ラーメン」とは「枠(わく)」という意味である。
「剛接合」とは、部材の接合部が完全に固定されており、水平方向の力がかかっても接合部が回転・変形しないということを指している。
こうした建築学上の「ラーメン構造」は具体的には次のようなものである。
1)鉄筋コンクリート構造
通常の鉄筋コンクリート構造は、壁が外力に対抗する役割を担っており、「ラーメン構造」ではない。(「壁構造」である)
これに対して、鉄筋にコンクリートを巻くことにより、鉄筋コンクリート製の柱・梁を形成する場合がある。この場合には、その柱・梁が強固な骨組となるので、「ラーメン構造」である。
2)鉄骨鉄筋コンクリート構造
「鉄骨の柱」と「鉄骨の梁」が溶接とボルトで強固に接合されることで鉄骨骨組そのものが非常に頑強な「ラーメン構造」となっている。普通、「ラーメン構造」という言葉を使用するときはこの鉄骨鉄筋コンクリート構造を指すことが多い。
3)重量鉄骨構造
3階建て共同住宅などで多用されるこの重量鉄骨構造では、「鉄骨の柱」と「鉄骨の梁」がボルト接合されることで頑強な骨組の「ラーメン構造」となっている。
このブログを検索
ブログ アーカイブ
ラベル(カテゴリー)
Translate
自己紹介

- 東京明和コーポレーション
- 東京都江東区南砂(東西線東陽町・南砂町駅より徒歩6分)で不動産(土地・建物等)売買物件・競売物件の仲介、賃貸物件(駐車場・住宅・マンション・事務所・店舗等)・収益物件のご紹介、建物管理と不動産に係るお客様へのアドバイスをしております。お気軽にお問い合わせ下さい。江東区・不動産に係るお得な情報リンク満載です。
0 件のコメント:
コメントを投稿